洗濯の基本(47/50)

部屋干しのコツは早く乾かす!生乾き&臭い対策は除湿機・エアコンも◎

Laundry
2021.06.29

全国的に梅雨入りをして、普段は外干しをするお家でも「部屋干し」の機会が増えるこの季節。洗濯物がなかなか乾かず生乾きになってしまったり、乾いたと思ったらなんだか臭う…なんて経験ありませんか?
今回は、そんな部屋干しの悩みを解決するおすすめの方法をご紹介します。

部屋干しの臭いの原因・対策は?

部屋干しの臭いって一体なに?

部屋干しで乾かした洋服を着たらイヤな臭いが… なんてことありますよね。
この臭い、実は洗濯物に残った雑菌の仕業なんです。雑菌なんて聞くと、そんなものどこで?と思ってしまいますが、普段から衣類には実に様々な汚れや雑菌が付着しています。洗濯機だけできれいに取り除くのは難しいんです。
それにしても、洗濯方法は同じで外干しすると臭わなくて、部屋干しの時だけ臭うなんてどうして??と思いませんか?
その理由は
雑菌は「湿気」が大好物!
ということ。
例えば、スポーツをして汗をかいた時、まっさらなTシャツが汗で濡れてもその時は何も臭いませんよね?でも、そのTシャツを汗で湿った状態のまま通気性の悪いカバンの中に何日も入れていたら…。はい。ご想像通りの鼻をつくあの臭いが発生しています。(この臭いを知っている自分が怖い)
そうなんです。雑菌は原因物質と湿気、その両方があるところで大繁殖してしまうのです。そして、大繁殖した結果があの臭いだったんです。
湿った状態が長く続く部屋干しでは、それと同じ事が起こっているのです。乾くまでの間に洗濯物に残った菌が増殖してしまいあの独特の部屋干し臭を発生させるのです。
また、晴れた日の外干しには、早く乾かす事ともう一つ、雑菌を繁殖させない理由があります。それは、日光には殺菌消毒作用があるという事。お日様は洗濯物に残った菌を死滅させてくれているんですね。

部屋干しの臭い対策


とはいえ、お天気や生活スタイルによっては、外干しができない事もありますよね。部屋干し臭を発生させない洗濯方法を知れば、洗濯物を畳む時にがっかりする事もありません。
部屋干しのあの嫌な臭いを発生させないためには、原因となる菌を増殖させないこと。一番大切になるのが、洗濯でその原因菌をしっかり取り除いてあげる事です。

チェックリスト 雑菌を残さない洗濯方法
  • 洗濯前に菌を増やさせない
  • 洗濯機に詰め込みすぎない
  • アルカリ性の洗剤や重層を使う
  • お湯(熱湯)を使う
  • すすぎの回数を増やす
  • 洗濯が終わったらすぐに取り出す
  • 洗濯槽を清潔に保つ

それぞれについて、以下で詳しく説明します。

洗濯前に菌を増やさせない
汚れたり汗をかいたものは、湿った場所に放置するのはNG。先ほど書いたように、通気性の悪いカバンに入れっぱなしにするなんて厳禁です。また、意外な菌の繁殖場所が洗濯カゴ。濡れたタオルや汚れた衣類など、色んなものを一緒にいれる洗濯カゴは、通気性のよいものを選んでくださいね。洗濯カゴに詰め込みすぎてしまうと、通気性の良いカゴでも中心部は湿気がこもってしまうので要注意です。湿った衣類はなるべく早く洗濯機にかけてください。

洗濯機に詰め込みすぎない
洗濯機に衣類を入れる目安は、多くても8分目まで。詰め込みすぎると汚れや雑菌を落としきれず、臭いの原因になってしまいます。

アルカリ性の洗剤や重層を使う
アルカリ性は、原因となる酸を中和したりタンパク質汚れを分解してくれます。アルカリ性というとピンのこないかも知れませんが、一般的な石鹸がアルカリ性。また、お掃除にもよく使われる重層は弱アルカリ性になります。
原因物質となるタンパク質汚れを落とす事で、消臭効果もあり、根本から汚れを落とすので色柄もはっきりとしますよ。

お湯(熱湯)を使う
菌は熱に弱いんです。台所で使うふきんなど、煮沸消毒をしますよね。さすがに衣類を煮沸消毒してしまうと、縮みや色落ちなど様々なダメージを与えてしまいます。衣類のお洗濯では、約40度のお湯に30分〜1時間程度つけ置き洗いをするのがおすすめです。
縮み等の心配がなく、キッチンなど特に菌が繁殖しやすい場所で使用する布製品は、煮沸して殺菌&消臭するのが◎。

すすぎの回数を増やす
洗濯機でのお洗濯で「洗い」が終わった後の「すすぎ」。この回数をいつもより1回〜2回増やして、とにかく洗剤での洗いが終わった衣類から雑菌を流しだす。少しでも多く流し出して洗濯物に残る原因菌を減らしましょう。

洗濯が終わったらすぐに取り出す
洗濯が終わったら洗濯機からいち早く取り出す。これ、本当に大切なんです。洗濯機内に洗い終わった衣類を放置して湿った状態が続くと、洗濯機内部に雑菌が繁殖してカビが発生する事に…。清潔にするはずの洗濯機が菌の温床になっている事も多々あるんです。
洗濯物は洗濯が終了したらすぐに取り出してくださいね。洗濯物を取り出したら、洗濯機内部を乾燥させる事も忘れずに。内部が乾くように扉を開けておいたり、槽内乾燥機能がある場合は使ってくださいね。

洗濯槽を清潔に保つ
洗濯機内部をしっかり乾燥させていても、洗濯槽の裏側には汚れや菌が残ってしまうもの。そのままにしておくと、じわりじわりと菌が増殖し、洗濯物にその菌が移ってしまいます。月に1度は洗濯槽クリーナーを使って槽洗浄をする事をおすすめします。

注意!衣類洗濯表示を要チェック

上記方法を試す前に、衣類表示をしっかり確認しましょう。
タンパク質を分解するアルカリ性洗剤は、動物性の素材(ウール やシルク、カシミヤなど)には使用できません。また、ウール やシルク、レーヨン、ナイロンなどは特に熱に弱い素材ですので温度には十分に注意してください。また、ニットやジャージも縮む可能性がありますので熱湯消毒は避けてください。

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お風呂の残り湯の使用について

お洗濯にお風呂の残り湯を使うご家庭も多いのではないでしょうか?お風呂の残り湯には、雑菌が多く存在します。お風呂の残り湯を使うのは特に梅雨の時期や部屋干しをされる方にはおすすめしません。どうしても・・という方はお風呂の残り湯を使うのは「洗い」まで、「すすぎ」には水道水を使うようにしてくださいね。理想は「洗い」2回の場合は1回目までを残り湯にして、2回目の洗い以降は水道水を使うなどなるべく残り湯を遣わず水道水をお使いください。

部屋干しのコツは?

部屋干しで早く乾かす方法

洗濯機にかけたあとは、なるべく早く干すことが大事です。ここでは早く乾かすコツをお伝えします。

チェックリスト 早く乾かす部屋干しのコツ

  • 脱水時間を長くする
  • 空気に触れる表面積を広く干す
  • 洗濯物に風をあてる
  • 部屋を除湿する
  • アイロンを使う

それぞれについて、以下で詳しく説明します。

脱水時間を長くする
部屋干しをする際はいつもより脱水時間を長くしてみるのも手です。ただ、衣類の素材によってはシワがきつくついてしまったり肩崩れをおこしますので、洗濯物の種類によって調整してみてくださいね。

空気に触れる表面積を広く干す
せっかく素早く取り出しても、ギチギチに詰めて干してしまっては意味がありません。洗濯物同士の間隔をあけ、衣類が空気に触れる面積を広くしてください。
パーカーのようにフード部分が背面に重なってしまうものは、もう一つハンガーを用意して洗濯バサミで留めて生地が重なり合わないようにするのがポイントです。長ズボンは裾に水分が溜まってしまいますので、ピンチハンガーを使って裾を持ち上げるように干すと早く乾きます。また、ポケットがあるものは内側で生地が重なり合っていますので、裏返して干すとポケット部分の生地もしっかりと乾きます。

洗濯物に風をあてる
衣類に残った水分を飛ばすには風が一番。扇風機やサーキュレーターなどを使って、洗濯物にまんべんなく風が当たるようにすると、乾くまでの時間をぐんと短縮できます。

部屋を除湿する
洗濯物を間隔をあけて干しても、風をあてても、室内の湿度が高いとなかなか乾きません。空気中の水分量が少ないほど乾きやすくなりますので、除湿機やエアコンがある部屋なら除湿機能を使って乾燥スピードアップをはかってくださいね。

アイロンを使う
洗濯物がある程度乾いたら、アイロンをかけるのも◎。特に吸湿性に優れた綿100%の製品にはおすすめです。アイロンを使って乾かす場合はスチーム機能をオフにする事をお忘れなく。

部屋干しに適した場所

先日おこなった部屋干しアンケートでは、リビングで部屋干しをされるご家庭が38%という結果になりました。リビングでの部屋干しは、「来客時に困る」「キッチンとつながっているため食事の臭いがうつる」「邪魔」など、色々な困りごとがつきまといますよね。
部屋干しに一番おすすめの場所は
・洗面所や浴室
換気設備が整った浴室や洗面所は部屋干しにぴったりです。人目にもつきませんし、リビング等に比べて狭いので、除湿機などを使った際に室内全体の湿度を下げるスピードが早くなります。
とはいえ、家族の生活リズムによっては洗面所や浴室での部屋干しが難しい場合も。リビングや空き部屋で部屋干しをする場合に気をつけて欲しいのが
・部屋の中央に干す
ということ。つい窓際に干してしまいそうになりますが、窓際や壁際はNG。空気の通りが悪く、乾くのに時間がかかってしまいます。部屋干しをする際は、空気の通り道がある部屋の中央部分が◎。エアコンがある部屋なら、エアコンの風があたる場所がさらにおすすめです。
また、部屋干しにもっともおすすめできないのが寝室やウォークインクローゼット。部屋干しをすると室内の湿度がぐんと上がってしまいます。例えば、5kgの洗濯物を脱水して干した場合は、約3kgの水分が空気中に放出される事になります。お布団や衣類にダニやカビが発生する原因になってしまいます。同じ理由でぬいぐるみなどが多いお子様のお部屋も避けたい部屋の一つです。

部屋干しにおすすめのグッズ

アイテム編|部屋干しにオススメのラック

部屋干しをする時、どこに洗濯物を干していますか?よく聞くのが、窓枠にひっかけるカーテンレールにかけるというもの。窓際や壁際は空気が滞留してしまうので、おすすめの場所ではありません。さらに、水分を含んだ洗濯物はかなり重量があり、カーテンレールの破損につながる恐れがありますので絶対にやめてくださいね。
空気がよく通る部屋の中央に干すには、ハンガーラックは必須。伸縮タイプや折りたたみ式など、片付ける際にコンパクトに収納できるラックが◎。
洗濯物の量によって高さや幅の調整ができる伸縮タイプは、突然の洗濯が増える子育て世帯におすすめです。
いくらコンパクトになっても、片付けるのが面倒という人には、壁にとりつけるワイヤータイプもおすすめ。

家電編|部屋干し派の救世主!除湿機・乾燥機

なんといっても、外干しができない時に頼りになるのが衣類乾燥機。洗濯乾燥機やドラム式衣類乾燥機は、タオルをふんわり仕上げてくれたり、短時間で仕上げてくれるというメリットがあります。ですが値が張りますので、買い替えのタイミングがきた時に検討したいアイテムです。

もっとリーズナブルに部屋干しを助けてくれるアイテムは?

部屋全体の湿度をスピーディに下げる除湿機は、洗濯物の量が多いご家庭におすすめです。最近は、衣類乾燥機能や除菌機能がついた除湿機も多数ラインナップしていますので、チェックしてみてくださいね。
洗濯量が少ないご家庭には、布団乾燥機を使った乾燥もおすすめです。洗濯物を干したハンガーに衣類乾燥専用の袋をかぶせて布団乾燥機とつなげて温風をあてて乾かします。専用の袋は数千円とかなりリーズナブルなので、布団乾燥機をお持ちなら是非試しいただきたい方法です。

お洗濯お役立ちチャンネルで、梅雨時のお洗濯テクニックをご紹介していますので、是非ご覧ください。

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